エンディングノートについて

エンディングノートについて

遺言とエンディングノート

遺言

自分に万が一のことがあったときに誰に財産を相続させるかなどの死後の意思表示を記したもので、法的根拠があり死後に効力を発揮します。

また書式が決まっており、方式に従っていないと法的に無効となる場合があります。但し書式に沿った書き方をしてあれば遺言の形式に必要のない項目も法的に効力を発揮しないだけで記することはでき、それによって法的に無効になることはありません。

エンディングノート

法的な根拠はありません。しかし、書式や形式にとらわれることなく死後の希望や生前の意思疎通ができなくなったときにどうしてほしいかということまで自由に記入することができます。どちらかというと存命中や死後の家族の負担を減らして、自分の生きた道程を伝える意味合いが強いものでしょう。

 

遺言は法的拘束力があるが手続きや書式が面倒、エンディングノートは自由に書けるがあくまでも希望で法的な根拠がないことが最大の特徴ということはご理解頂けたかと思います。相続分与するものが大きければやはり遺言は残した方が残された人の負担は減りますし、エンディングノートは書いた本人の温もり・愛情が伝わる直のメッセージとなりますのでどちらの役割も大きいでしょう。

終活とは自分の人生の終わりに向けて、より良く前向きに生きるために事前に準備することです。